どうもお久しぶりです。なかなかブログ執筆までプライベートで時間を避けていないイーグルです。(若干、モチベーションも、、、笑)
さて、今回は高気密・高断熱の新居に住み始めて1年が経とうとしていますので、ここでエアコン計画の失敗と改善点を語りたいと思います。
そもそも高断熱なので大きな失敗をしたわけでもないんですが、もっと効率的にできたなと思ったのも事実。
これから家づくりをする人に少しでも参考になれば幸いです!では、早速言ってみましょう!
高気密・高断熱だからこそエアコン計画が大事!
まずは我が家のスペックです!(他記事でも触れてますが、、笑)
・C値=0.05(計測結果。嘘のような本当の数字!) ・UA値=0.35(HEAT20のG2〜G3の間なのでG2.5と勝手に言ってます!笑) ・ダブル断熱(外断熱:アキレスZ1ボード、付加断熱:吹付発泡ウレタンフォーム) ・耐震等級3(許容応用力計算) ・低炭素住宅 ・第一種換気 熱交換率90% ダクトレス給気「澄家」採用 ・トリプル樹脂サッシ 全窓にトリプルシャノン採用
そして、こちらが間取りです。
UA値は0.35ですので断熱性能は非常に、高いと自負しています。
そして気密性能も非常に高いため、エアコン効率が良い家だと思います。
どんなに断熱性能が高くてもエアコンなどの暖房器具が必須!
念のため、断熱や気密がいくら高くてもエアコンなどの冷暖房がなければ冬は寒いし、夏は暑いです。
「断熱=熱を断つ」とはよく表現したもので、要は「外の熱に影響されにくい」だけです。つまりエアコン計画が重要になってきます。
そして気密性能は隙間がないから家の中の空気が外には漏れないし、逆に外の空気が入らない。
気密が高い=エアコン効率が非常に高い!と、私は理解しています。
広告などでよく見る「エアコン1台で快適!」とありますが、間取りである程度の工夫がなければ本当の快適は得られないものです。
我が家の現状を一言で言い表すなら「まぁまぁエアコン1台でいけるけど、もう少しの工夫でもっと快適になったのに!」という感じ。(一言ではないのはご容赦。。笑)
私が思うエアコン計画を行う際の原理・原則!(我が家の失敗談)
私は専門家ではないものの、実際に住んでみて「まぁそうだよな」と思った点をいくつか紹介します。
これらを理解してもらえれば大きな失敗はしないじゃないかなと思ってます。(が、やはりここは設計士との相談をおすすめします)
- エアコンからの風は曲がってくれない
- 一種換気(我が家は澄家を使用)は空調設備ではない
- 1台のエアコンで賄うためには複数箇所繋がっている必要がある
どれも当たり前と思われるかもしれませんが、見た目や家の中の騒音などを考えた際に意識が回らなかった点になります。(正直な思いだと設計士からアドバイスが欲しかったと思ってます)
1、エアコンからの風は曲がってくれない
これは書斎や玄関エリアで感じたことです。
夏は2階のエアコンをメインで24時間稼働をしています。
その際のエアコンの配置と書斎の位置関係がこれです。
寝室や先にある子供部屋は十分冷えてくれるんですが、壁を挟んだ真横の書斎には冷気は届かずに何もしなければ暑いです。。
なので、ファンなどで風を送ったりでなんとかやっています。
そして、次の例がリビングです。
エアコンからの風で普段過ごすリビングは非常に快適です。(風感はありますけどね)
ただ、エアコンから見て真横に位置する玄関位置については、明らかに冷気を感じます(冷気と言って1度ぐらいの差ですけど)
なのでエアコンは横を温められないという弱点があることを理解して位置を決めましょう!
2、一種換気(我が家は澄家を使用)は空調設備ではない
我が家は一種換気の”澄家”を使っています。
一種換気は換気の際に熱交換をしてくれる優れ物。
そして、澄家が家の中の室温をしっかりと回して、家中を暖かく(涼しく)してくれることを期待していました。
が、期待した以上の効果がなかったのが実態です。
まぁ、よく考えると当たり前ではあるんですが、、冬であれば給気の温度は排気の温度より低いので換気システム単体で室温を温めてくれるものではないですよね。
つまり、換気システムは換気システムであり空調(それ自体が温めたり涼しくしたり)システムではないんですね。
なので過度に期待しない方が良いでしょう。
注:ただ、三種換気よりは熱交換がある分、室内を一定の温度に保つ効果が高いのは事実です!一種換気を否定するものではありませんのであしからず。
3、1台のエアコンで賄うためには複数箇所繋がっている必要がある
エアコン効率を高めるためには、温めた空気、冷やした空気が行き来する場所が必要なんですね。
我が家はどこにも繋がらない吹き抜けを作りました。それは室内の騒音対策のためです。
よく見かけるリビング階段と吹き抜けがセットになって2階廊下に繋がる間取りも考えましたが、騒音のためにやめた次第です。
なので、1階と2階を繋ぐのが階段だけになってしまったんですね。
なので、吹き抜け、階段などで1階と2階が”ひとつなぎ”で繋がっていることが重要です。
一箇所じゃ思ったようにエアコンで賄うのは厳しいわな。笑
ガラリレベルでも2〜3箇所は繋がりを作るべきでした。
もしも今から作り替えるなら??エアコン計画を再考してみる。
ということで、大きくは変えられないのはわかっているものの、こうすれば良かったのでは?を私なりに考えてみました!
あくまでも今の間取りを最大限活かした上で改善するなら?と思って考えた(素人の)案です。
構造の問題などもあり得るので、できない可能性も高いと思いますので今からは改造するつもりはありません。笑
1、ガラリ的な大きさで1階と2階を繋ぐ空間を作る
まずは繋がりが階段だけ問題を解決すべく、ガラリ的なイメージで穴を開けてしまう作戦です。
音の問題は新たに発生するかもしれませんが、エアコン効率だけを考えた案にはなります。
ちなみにウォークインクローゼットにも穴を開けたのは夏の冷房対策です。ランドリールームに乾燥した空気を送りたくて考えました。
期待する効果はないかもしれませんが、今よりはマシだと思ってます!
2、エアコンの位置を変更
1階のエアコンの位置を変更して効率化をはかろうという案です。
パターン①エアコンを玄関に向ける
この案にした場合、リビングが寒くなるかもしれませんね。
ただ、玄関方向は階段方向でもあるため、2階に暖気が向かうメリットもあると考えています。
ちなみにこのエアコンの向きについては当初検討していたんですが、ダクトスペースなどの問題で断念した案だったんですよね。。
パターン②思い切ってランドリールームにエアコンを設置
間取りを考えている時には思いもつかなかった位置ですが、うまく工夫できれば効果が高いのではと思っています。
このパターンの場合は、階段の壁がネックになるわけです。
なので階段の壁に隙間を作る、ストリップ階段に変更する(めっちゃ高くなるけど!笑)などの工夫が追加で必要になると思います。
ですが、その欠点をクリアさえすれば、ランドリールームの洗濯物にも非常に効果的と考えます。
まとめ
どんなに家の性能が高かろうとやっぱりエアコン計画は非常に重要です。(エアコンなしでは快適は手に入れられないですからね!)
と、色々言ってきましたが、今のままでも我が家は快適です。笑
概ね、夏は25度以下、冬は20度以上をキープできています。真夏の昼や寒波の真冬はエアコン1台で無理せず、2台使えばいいんです。
電気代も2000円ぐらいですからね。(この点はまた別の機会で!)
家の性能には拘った上で、エアコン計画は非常に重要である、という点を意識してもらって、間取りで快適さを手に入れましょう!
ではまた!
コメント
これからの家にダクトが必須と言われている理由そのものですね