最終間取りに至るまで、色々紆余曲折があるものです。
それが注文住宅の醍醐味でもあり、悩ましいところもあります。
様々な制約がありこちらの意図通りにはならないことも多かったです。
今日は、間取り作成時に注意すべきだったこと5つを紹介します!
間取り設計時に注意すべき5つのこと
早速、その5つをご紹介。
- 耐震等級3取得のための柱の有無
- ダクト式換気の場合は、ダクトスペース(DS)が必要
- エアコンの位置をイメージしておく
- 天井が平にならない!パースでしっかり確認が必要!
- 点検口の位置もちゃんと指示すること
この5点です!では、一つ一つ説明していきますね!
1、耐震等級3取得のための柱の有無
当たり前ですが、耐震のためには柱が必要です。
特に1階に柱が必要です。LDKで広い空間にしたい場合、柱が邪魔になったりするんですよね。
(なので柱が不要な2階リビングで大空間にできたりするんですよね)
で、我が家はどうか。
ご覧の通り不自然な柱はありません。収納部分やパントリー部分などに柱がうまく隠れてくれています。
柱なしで行けたのはなぜか。
どうしても柱の無い空間にしてもらいたくて梁を太くしてもらったから、です。
設計士からは「柱をなくし梁を太くした場合、耐震等級3取れるか計算会社に確認するので待ってください」と言われ続け、いつ柱が追加されるのかヒヤヒヤした思い出があります。
ちなみに耐震的には柱をなくして梁を太くするのはあまりよろしくないと言われています。(詳しくはありませんが直下率が悪いから、とか。ここはYoutubeなんかをみましょう!笑)
我が家は、許容応用力計算の耐震等級3ですが、少し無理した耐震等級3なんでしょうね。
ちなみに、もし柱が必要だった場合キッチンをアイランドからペニンシュラ型にするなどして壁を作って柱の追加が必要だったかもしれません。
本当に柱追加にならずによかったです!柱の位置は耐震等級に大きく関わりますので、後から追加とならないように予め設計士さんによく確認しましょう。
2、ダクト式換気の場合はダクトスペース(DS)が必要
前回の記事でもお伝えした通り、我が家はダクト式第一種換気システムである澄家を採用しました。
ダクト式なのでダクトスペースが必要なのです。(当たり前)
ダクトが必要なのは理解できるんですが、ダクトスペースって狭い家には割と邪魔なんです。笑
どこに隠すか、どこを通すか。。
では、我が家のDS遷移をお見せしましょう。(いらんって?笑)
エアコンを収納上部に隠す予定でその後ろにダクトスペースを設ける予定でした。
ただ、結局収納上部にエアコンの設置ができなかったんですよ。(横幅とか奥行きとか柱とか、、)
なので、右イメージの通り、収納をなくし、パントリーを広げ、ダクトスペースを横位置に変更しました。
数少ない収納を失うのは辛かった、、でも、パントリーが広がったのでよしとしました。
ダクトスペースは、場所によっては明らかに不自然な位置に凹凸ができてしまう危険性があるので注意が必要です。
ということで、ダクトスペースは間取り検討当初から検討をしておいた方が良いでしょう。
我が家も初めからDSがわかっていたら、より良い案の検討が出きたかもしれないなと思った次第です。
3、エアコンの位置をイメージしておく
次はエアコンの位置です。
初めに言っておきます。我が家はエアコン位置は正直ミスりました。笑
隠したかったけど隠せなかったのと、間取りがだいぶ決まってきてから検討始めたので、エアコンのためのスペースを新たに作るのができなかったんです。
エアコンの位置が難しいのは室内だけではなくて室外機の位置もまた難しいのです!
まずは室外機の位置ですが、我が家は角地なので南と西は道路に面しています。
外から見える場所に室外機は置きたくありませんでした。これは妻の強い希望!笑
室内のエアコンの位置と室外機って基本的には近い方が良いです。設計士からも管を長くすることはできるが買い替える時などに非常に大変になるのでおすすめしない、と言われました。
つまり、、、
上記の通り、室外機を置きたくない位置によって、”エアコンを設置しにくいエリア“が決まってきます。
ただ、うまく管などを配置できれば真ん中だって配置できるかもしれませんので家づくり中の方はぜひ設計士さんに相談してみてください。
まとめると、エアコンの位置は室外機と表裏一体、間取り検討時から相談始めた方が良いということです!
4、天井に不自然な階段が出てくる?パースはしっかり確認しましょう!
これの仕様にある時気付き、「こんなんありましたか!?」と設計士に慌てて聞いたら「前からありましたよ」と、、、。
何かって?これです!まずは見てください!
嫁とは「こんなん気付かんわ!」と言った記憶があります。笑
なくすことはできないので凹凸面をアールにすることの見積りも出してもらいました。
壁紙は曲面は完璧には貼れないとも言われ、結局、受け入れました(どうしようも無いので、、)
後日弾ですが、詳細図面を作ったときには上記パースほど階段が出なかったようです。
イメージはできませんが、目立たないことを祈っておきます。
なので、皆さんパースは隅々まで確認したほうが良いので気をつけましょう!(自分への言い聞かせ。。笑)
5、点検口の位置も指示すること!
我が家の点検口は二箇所です。
一つは澄家の点検口、二つ目は床下の点検口です。
何もお願いしていない状況だと、パウダールームに二つの点検口が設置されていました。
上記の通り場所変更をお願いしています。(右側の図ですね。)
ランドリールームの床をこだわっても継ぎ目だらけになってしまいます。
通常の点検口は階下収納への移動、澄家点検口は極力北(上)への移動をお願いして位置を変更してもらいました。
ちなみにこれは、妻が「これインスタで後悔してる人多いから変えてもらわんと!」と言ってくれて気付いたんです。
気付かなかったら大きな後悔になっていたこと間違いなしです!
こだわる人はちゃんと点検口の位置も気にして確認しておきましょう!
まとめ
以上、5つの注意すべき点でした!メインどころの動線が〜とかLDKの広さが〜とかではありません。
細かいながらも意外と盲点になる点を挙げさせてもらいました。
注文住宅は間取りを自由設計で決められる反面、気付かなければ後悔につながることがあります。
今回挙げた5点については間取り作ってるときになかなか気付きにくい観点かなと考えています。
ただ、今日紹介した内容もエアコンの位置など、他のハウスメーカーならではのテクニックがあるかもしれません。
初めから意識しておくに越したことはないかなと思いますので、施主力を上げていきましょう!
皆さんの家づくりに参考になれば幸いです!では!
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